October 07, 2012

 500円硬貨(貯金箱)

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 100円ショップで500円玉入れの貯金箱を買えました。

今回買ったのは500円玉を200枚入れる事の出来る貯金箱です。― 右画像:今年1/08のブログです。

今回は500円硬貨を題材に、金属の色に触れてみたいと思います。

現在日本には、1円、5円、50円、100円、500円の6種類の硬貨があります。

500円硬貨が最も歴史が浅く、1982(昭和57)年です。

1982年に登場した500円硬貨の材質 と 2000年(平成12年)からの新型500円硬貨の材質は違います。

左画像は新型500円硬貨で平成12年生産 と 今年の平成24年生産です。

新しい500円硬貨は銅に8%のニッケルと20%の亜鉛が入った金属です。

昔の古い(1982~1999年)500円硬貨は銅に25%のニッケルが入った「白銅」、あるいは「キュプロニッケル」と呼ばれる金属です。

新硬貨は(左画像)ニッケル量が25%から8%に減って、新たに20%の亜鉛が入った事になります。

銅にニッケルを入れると赤色から銀白色へと変化し、亜鉛を入れると黄金色へと変化します。

昔の500円硬貨や100円硬貨が銀白色であるのはニッケルが25%含まれている為です。

今の500円硬貨は、8%のニッケルのほかに銅の赤色を黄色に変化させる亜鉛が20%含まれており、その為に黄色っぽい銀色をしています。

左画像の新型の500円硬貨は少し黄色っぽい銀色、時間が経つと赤茶けて来ます。

左画像の左の硬貨が平成24年、右が平成12年で変色(くすんだ黄色、赤茶けた色)しています。

50円硬貨、100円硬貨、昔の500円硬貨はこのような変色は起こりません。

これは500円硬貨に含まれるニッケルの量が25%から8%に減った為です。

ニッケルは銅の変色を防止する効果があり、ニッケル量が減少した為、変色しやすくなったわけです。

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August 15, 2012

ステンレス製カップ

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 画像のタンブラーとぐい飲みのカップ、材質はSUS304です。

連休中にビールと冷酒をおいしくいただきました。

燕産(Y研磨工業)で研磨技術を駆使したこだわりの商品です。

研磨技術は手作業で表面の凹凸を10万分の1㎜単位迄磨きあげ、鏡面を作り出す。

更に、まろやかな口当たりに仕上げるため、素材を厚みぎりぎりまで磨いてゆく。

そして、日によって違う金属の状態や湿度などをひとつひとつ同じ品質に整え、丁寧に仕上げる。

世界一と言われる 燕市の磨き職人のプライドがここに凝縮されています。

磨きの光沢がビールの泡立ちにも変化があり…、そう思って飲むせいか、おいしいです。

ぐい飲みはお酒を注いだ時、中が鏡のようになっている為、何処までお酒が入っているかわからないくらいです。

満月と言う名前がついているようで…、まさにそんな感じです。

不思議な光を放ち、神秘的です。

ステンレスの重量感と口当たりはガラスやセトモノにも負けません。

お盆休みの楽しみの一つにしていましたが実行出来て満足しています。

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May 20, 2012

《 鐵 》その2⇒生い立ち

《 鐵 》その1より・・・“軍艦マーチ”の出だしは「守るも攻めるも黒金(くろがね)の・・・」といいます。

この「黒金」とは、鉄のことです。

日本では古来、「五色(ごしき)の金(かね)」という言葉がありました。

「黄金(こがね)=金(きん)」「白金(しろがね)=銀(ぎん)」「赤金(あかがね)=銅(どう)」「青金(あおがね)=鉛(なまり)」そして鉄もその一つで、「黒金(くろがね)」と呼ばれました。

 人間が手にしている金属の95%が鉄であると言われています。

“大事な金属”という位置付けにある鉄は、その1に記しましたが、さらに大事な事は、鉄が、その需要を満たすだけ地球に豊富に存在しているという事です。

なぜ、地球に鉄が豊富なのかと言えば、鉄は地球、いや、宇宙の中で最も多いものであるからです。

「宇宙で起きている原子核同士の融合反応(核反応)の終点は鉄」と言われています。

 このように、「鉄」というものは、私たちの生活に密着し、なくてはならないもの、

また、星も鉄が“源”であり・・・、身近に大量に存在しながら、しかし、ナゾを秘めた鉄―――です。

鉄の女「サッチャー」 とか “鉄は国家なり”、「産業の母」とか…、聞きます。

英国の首相(1989年)サッチャーさん、福祉国家志向の英国を自由な競争社会に改革…、信念を貫き通した。

強硬な性格と政治方針から、「鉄の女」と呼ばれました。

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 《鐵》その1・2は 簡単に鉄の生い立ちと言うか入り口の部分を掲載しました。

《鐵》その3 からは、昔と現代の製造方法に触れたいと思います。

左画像はふいごを持ちえた“たたら”(平安時代以降)の想像図です。―原料は砂鉄と木炭です。

右画像が近代の高炉メーカー、高炉内部の状況と原料の鉄鉱石・石炭(原料炭)です。


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April 29, 2012

《 鐵 》その1⇒生い立ち

 早い頃「隕石」etcのタイトルで、今度機会があったら「鉄」を連載しますと書いた事がありました。

そんな事で今日からスタートしたいと思います。

 鉄の漢字は《鐵》とも記します。これは「金(かね)の王なる哉(かな)」ということを意味するともされます。

つまり、鉄は、生活に密着し役立つ金(かね)であるということを示しているのです。

そしてそれは、見方によっては、「鉄」というものが、金属の中で最も必要なもの、言い換えれば、貴金属といわれるものより“大事な金属”という位置付けにもなるのです。

それだけ鉄は、私たちの生活と切っても切れないものなのです。

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 純粋な鉄というものは、銀白色の光沢をしており、比較的柔らかな金属です。

これは、私たちが普段、鉄に抱いている黒くて固く丈夫なイメージとはかけ離れたものですが、それが鉄の“正体”です。

さらに鉄は、しなやかな植物から作られたものです。

約35億年前、海中には、らん藻類が繁殖していました。

この植物は、細胞内に葉緑素を持ち、光合成を行って酸素を出します。

その酸素が海の中の鉄イオンを酸化させ、堆積させて、鉄鉱床を作り出しました。

この働きは、数十億年も続いたといわれます。

そして、人間と鉄との出会いは、“天から降ってきた”というのが最初ともされます。

つまり「隕石」です。

また、鉄鉱石の鉱床の上での山火事をきっかけに、鉄を知ったとも言われます。

しかし、人間が実際に鉄というものを自分たちで利用し始めたのは、かなり遅いのです。

青銅器時代の後、紀元前1500~1000年の間頃(紀元前1200年頃とも)とされます。

画像は地球誕生から の 鉄鉱石の生い立ちです。

 昔はパチンコ店の前を通ると、威勢のいい、“軍艦マーチ”が流れて来ます。

このマーチには歌詞もあり、その出だしは「守るも攻めるも黒金(くろがね)の・・・」といいます。

この「黒金」とは、鉄のことです。

日本では古来・・・、~ その2に連載します。


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