漢字三千年展 「その3」
亀の甲羅や動物の骨に刻まれた最古の漢字と言われる甲骨文字や、秦の始皇帝によって統一された漢字など、時代とともに字体や記される内容は変化し、権威の象徴としても利用された。
先にも話しましたように一番古い文字が書かれているのは牛の骨、亀の甲羅で、これを甲骨文と呼び、紀元前13世頃とされている。
この頃はすべての事を占いで決めおり、その占いは動物の骨を使っていた。
その占う事も動物の骨に書いていた、そこに漢字が刻まれていた。
書のルーツとなる甲骨文が生まれたのは中国 殷(いん)の時代(紀元前17世紀頃~紀元前11世紀頃)です。
当時は亀の甲羅や動物の骨の裏側に溝を作り、骨を焼いて表にひびを走らせ、そのひびの形で占うというものだったようです。
その内容と結果を刻んだのが甲骨文です。
例えば雨が降るかどうかを占った内容が書かれているとか・・・、現在使われている漢字は甲骨文から始まっているのです。
「その4」は青銅器、秦の始皇帝です。
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